展示構成
STRUCTURE

重要文化財 小袖 黒綸子地波鴛鴦模様(部分)

江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵

3章 男の美学
時代や身分により、個性的なお洒落を全身で表現してきた日本の男性。3章では、戦国武将の衣装、友禅染で華やかにデザインされた若衆の振袖、細密な刺繡や更紗を用いた華麗な間着、刺青のように勇壮な模様を施した火消半纏ひけしばんてんを展示。さらに象牙・螺鈿らでん・蒔絵などで意匠を凝らした煙管や印籠、根付といった男性小物も紹介します。
重要文化財
振袖ふりそで 白縮緬地衝立梅樹鷹模様しろちりめんじついたてばいじゅたかもよう
江戸時代・18世紀
東京国立博物館蔵
衝立ついたてに留まる雄雄しい鷹を絵画のように繊細かつ華やかに染めた開放的なデザインの振袖は、若衆が着用したと考えられる。江戸時代中期、友禅染の技術が最高潮だった時代には、若衆たちもこのように派手な振袖で着飾った。
火消半纏ひけしばんてん 紺木綿地人物模様こんもめんじじんぶつもよう
江戸時代・19世紀
東京国立博物館蔵
江戸の町方では鳶職とびしょくの人々が組体制で火消しの役割を果たした。自らの勇敢さを誇示しようと、刺子さしこを施した火消半纏の裏地に表した武者絵の描絵模様は、刺青に通じるものがある。彼らは、無事火事を消しとめると、反転させて派手な描絵模様を見せて市中を歩いた。